沼のほとりから

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ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム 感想(「ゼルダの」伝説)

はじめに

ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」をクリアしました。
クリア後は思わず「いいゲームだなぁ…」とため息が出ました。
心が洗われるような作品でした。
ネタバレを含みますのでご注意ください。

オープニング

ゼルダと共に地底の調査。前作ではゼルダと歩くことはなかったので新鮮でした。
二人並ぶとゼルダの方が身長高いんですね。
天変地異が発生し、リンクははじまりの空島で目覚めます。
ダイビングから本格的に冒険がスタートし、わくわくしました。

プレイスタイル

今回は「最低限の体力でクリアを目指す」ことにしました。
私はゲームがあまり上手くなく、体力に頼ったプレイをしがちなため、そこを封じることで創意工夫を促そうという魂胆です。
祠もクリアの必要がなくなるので時短も実現できました(多分)。
緊張感を強いられながら、料理や道具、能力、時には地形も活用して強敵に打ち勝った時の達成感は味わい深いものでした。
あらゆるものを駆使して神殿4つまではなんとかハート4つでクリア。
その後どうしても体力を増やす必要があったため、最低限の10個に増やし、以降そのまま最後までプレイしました。
やはり体力を増やした後は甘えが出てしまい、なんとなくゴリ押ししてしまったなという場面が増えました…
これまで低レベルクリアなどの縛りにはあまり興味がなかったのですが、今後また何かゲームをするときにやってみても良いかもなと思っています。

初見で驚いた要素

トーレルーフは発売前のムービーで知っていたのですが、壁抜けを機能として実装?!とびっくりしました。
壁抜けだけでなく、移動先に何かあるかまで判定してとなると実装がめちゃくちゃ大変そう…
プレイ中は移動手段としてかなり重宝しました。
他に、地底の存在は始めるまで全く知らなかったので、マップ3倍?!と本当に驚きました。
入ってみると中はほぼ真っ暗。最初は結構怖かったです。
せっかくマップ3倍だから地底のマップもクリア前に埋めたいな〜と思い進めていたのですが、案外大変でした…
基本的に破魔の根は地上の祠と同じ場所にあるのですが、地底側の地形が複雑で行き方が分からなかったり、そもそも祠も破魔の根も見落としていたりと道のりはなかなか険しいものでした。
クリアまでのストーリーがひと段落し、あとはラスボス戦のみというところで集中的に地底を探索し、無事地底マップをコンプリートしました。達成感…!

音楽

BotWから比べると管楽器が増えたな〜という印象を受けました。
前作が結構リンク一人だったのに対してTotKは一人じゃない、みんないるよ!というのが押し出されていたように思います。
各神殿で賢者と共闘したり、討伐隊と一緒に魔物と戦ったりと、皆で力を合わせるというのが印象的でした。
開発者インタビューでも「手と手」がテーマになっていると触れられていたと記憶しています。
その一方で魔物も統率が取れるようになっていたり、共生が進んでいます(例: ボスボコブリン、イエロック)。 その辺りが音楽にも乗っているのかなと思いました。

魔物

BotWから比較して気持ち悪さが増した…?と個人的に思いました。
ライクライクやギブドは最初に遭遇した時びっくりしました。BotWの続編だからそこまで不気味なのは出てこないかなと油断していました…
また、おそらく体力縛りしていたからだと思いますが、その辺にいるボスが強い…
イワロックこんなに強かったっけ?と思いながら何度かやられました。
ライネルとグリオークは結局倒せずじまいでした。

白龍について

白龍は序盤に見かけていて、図鑑で「どこか懐かしい気持ちになる」とあったのでうっすらゼルダかな〜と思いつつそうであって欲しくない気持ちでいました。
龍になった者は人に戻れないというのを知ってそれがほぼ確信に変わり、ゼルダは元に戻れるのかという不安を抱えながら進めました。
ゼルダが龍になるシーンは言葉が出ませんでした。ここでゼルダの子守唄がかかるなんて…
その後マスターソードを受け取り、ゼルダ(白龍)を見つけたのに人間に戻らず…
もしかしてゼルダは白龍のままになってしまうのでは…? ゼルダが龍になったのはガノンドロフとは直接関係ないし、ガノンドロフを倒しても元に戻らないのでは…?と不安が増していきました。

ラスボス〜エンディング

ガノンドロフとの一騎打ちはテンション上がりましたね〜
相手もジャスト回避してくるのはびっくりしました…ラッシュされるかと思った…
賢者たちが助けに来てくれるのもアツい!
第2形態で無言で挑発してくる感じも燃えました。
ガノンドロフはやはり強く、何度もやられましたが途中でジャストガードを思い出して覚醒、倒しました。
と思いきや秘石を飲んで龍の姿に…なんで知ってるんだ…?
黒龍戦。空中戦?!と思っていたら白龍が来てくれました。ゼルダと共闘は感動してしまいました。まだ倒してないのに。
黒龍なんとなく見覚えがあるなと思っていたのですが、BotWでハイラル城にまとわりついてた怨念と似ていました。伏線だったのかな…そうだとしたらすごい…
白龍と協力し黒龍を撃破。
ゼルダも人間の姿に戻りました。物語の最初では手を取れなかったけど最後でしっかり手を取れて良かった…

まとめ

冒頭にも書きましたが、本当にいいゲームでした…
新しい能力やさらに広がったフィールドはもちろん、ストーリーも重厚でとても好きな作品になりました。
タイトルにTears=涙が入っていて、龍の泪のことだとは思うのですが、プレイヤーの泪も誘うということなのかな…と思いました。
正直今までは「ゼルダの伝説」ってなぜ「ゼルダの」伝説なんだろう?と思っていたのですが、今作はなるほどゼルダの伝説でした。
他にも賢者とかコログ運びとかギミックとか、それぞれに対して感想はあるのですが、どうにもまとまりそうにないのでこの辺りにしておきます。
チャレンジや祠、コログなどまだまだやり込み要素が残っているので、気が向いたらまたハイラルに行こうと思います。